【はじめに】補助金活用で「グーグル広告・インスタ広告を掲載する」美容師目線で作成した申請書類を前編・後編で解説します。
理美容業を含む幅広い業種で申請可能な「小規模事業者持続化補助金」をご紹介します。
今回の補助金事業となる「小規模事業者持続化補助金」ですが、過去を含めると2回目の採択になりました。(1回目は以前記事にしたコロナ特別対応型の小規模事業者持続化補助金です。)
まず、1回目のコロナ特別対応型の補助事業が令和2年7月中旬に採択通知を受け、令和3年3月末に一通りの補助事業関連の作業が一旦終了します。
その後、事務局から先払いしていた経費の承認通知をうけ、経費の確定通知書(金額と内容確認書類)を返送。その後令和3年7月末に事業費の全額が振り込まれ、資金面でも終了し補助事業が完結しました。
この1回目の経験が、2回目の補助事業採択に向けて「グーグル広告・インスタ広告を補助事業計画として申請する」動機となります。
美容師×補助金について私なりの感想
はじめて取り組んだ「小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型」は、非常に有効な補助事業となりました。補助金は経費総額の3分の2が後ほど事務局から振り込まれるので、昨年約150万円先払いした経費が今年7月に100万円戻ってきます。
まず、ここでメリットを強調したいと思います。
当時行なった補助事業内容は、ウェブサイト費用、内装工事費用、コロナ対策費用の3点です。コロナ禍で売上見込みが立たない時期に取り組むのは不安が残ります。一方で、今後のサロン運営のことを考えるとコロナ対策やサロンの特徴を伝えるあたらしいウェブサイト構築は欠かせません。
その解決策として「補助金申請にトライ」という事になりました。
この補助金制度として使用した経費は全額先払いではあるものの、資金は事務局から確実に回収できる投資です。(補足・概算請求という先に半分の経費を受け取る制度も活用可能。一方で制度は随時変わるので要注意)
売上拡大・事業改善したいという考えがあるなら、個人事業主から申請できる制度。
現在、フリーランス美容師として事業展開を改善したいという考えがある方なら、補助金申請は個人事業主から申請できる申請費用のない制度なので、取り組み方次第ですぐに取りかかれる制度です。
申請書類の代行業者はおすすめしません。
その取り掛かりとして「申請代行」がネット検索などで目につきますが、私はおすすめしません。理由は事業の主体者は申請する本人なので、代理者が上手くまとめても、後々、補助金として経費精算する場面でわからない事が出てくる恐れがあるからです。
そもそも、事業活動を日々行なっている中で「使える資金があるなら改善したいこと」が幾つか出ていたりしませんか?
その「改善したいこと=さらに良い事業に繋がること=売上拡大や事業改善につながる計画」として軸に据え置き、様式に合わせて申請すれば問題ありません。
事業の中で「一番強く改善したいこと」を補助事業計画として申請する。
いま取り組んでいる事業の中で「一番強く改善したいこと」を補助事業として申請することで、内容次第ではその費用が補助金として活用できるかもしれません。
例えば、広告費、ウェブサイト構築費用、シャンプー設備費、シザー購入費、看板設置費用、内装工事など幅広く活用できます。
私のような美容室経営に取り組んでおられる方で、内装設備費や広告費で困っていたら、ぜひこの後に事業計画書の書き方について美容師目線で解説しています。
フリーランス美容師の方も、宣伝広告として「グーグル広告・インスタ広告」は活用できる内容だと思いますので、何かしらの参考になれば嬉しいです。
今回申請した補助金スケージュルについての確認と今後のスケジュール
令和3年6月4日締切り「第5回補助事業で採択通知」
私が申請したのは第5回で令和3年6月4日締め切りでした。採択通知が8月31日だったので、約3ヶ月間の結果待ちを経て、補助事業に取り組むことになります。
期間については表の通りです。まだ第6回の申請受付が10月1日まで可能です。補助金事務局のウェブサイトで応募要領に目を通して準備に取りかかってみてはいかがでしょうか。