Column コラム

【収支改善】面貸し美容室・シェアサロンで稼ぐコツ。1回の施術でも利益アップ!成功事例から学ぶ使い方とは?

【はじめに・サロンワークステーションの利用料金で計算していますので、他サロンの場合は収支計算が異なります】

フリーランス美容師は個人商売、だから「確実に利益を得る事=支払いより儲かること」そして「繰り返しできる事」が重要

美容師として個人の売上げ計算をする時に「客単価」でおおよその売上を求める方がいると思います。当サロンの場合は時間制の面貸し美容室なので「1回の担当で幾らの売上か」を毎回明らかにします。客単価ではなく「担当1名様の売上げ(支払いからの儲け)が幾らになるか」注目してください。

そして「担当時間=利用料」になるので、差し引きすると1回の利益と経費が確定します。この確定する利益をしっかり把握する事がフリーランスとして大変重要です。(なんとなくで始めると危険しかありませんし、長く続けるためにも最後まで読んでいただけると、少し役に立つかもしれません)

薬剤費などの諸経費を計算に入れなくて良い(薬剤はサロンの商品を使える)

サロンワークステーションは、薬剤費込みなので売上から薬剤費を差し引く必要はありません。むしろ「トリートメント」などの追加メニューがある場合は、直接売上げがスタイリストの追加収入として手元に入ります。

これも「追加できれば」確実な利益であり繰り返せる事です。

先ほどの客単価から計算しない件にも繋がるのですが「時間制だからこそ1回の技術売上が高ければ高いほど収入が増える」このような計算が成り立ちます。

少し話の内容を変えて「輸送の仕事」で捉え直します

例えばですが、車の荷台に満タンの商品を輸送して、帰りに空で戻っては無駄になります。理由は、行きだけの仕事しか達成できていないからです。

行き帰り共に満タンの商品を輸送すれば、仕事量としては良い方でしょう。さらに良いのは、途中で何回も商品の集荷と配送を繰り返す事です。

燃料などの輸送費が変わらなければ、繰り返す事で手数料が積み増しされます。ちょっと極端ですし、別業種なので例えが外れすぎかもしれません。ですが美容師の仕事も「商売としては」同じように考えることができるのではないでしょうか。

話を元に戻して「実例」につづきます。

①メンズカットの料金内訳(美容師歴10年のスタイリストで6年継続利用中)

  • カット料金・・・・・6500円
  • 眉カット料金・・・・1100円
  • トリートメント・・・1700円
  • 合計・・・・・・・・9300円(税込)
  • —————————————
  • 利用料金75分・・・1800円(税込)
  • ————————————–
  • 収支・・・・・・・・7500円

②メンズカットの料金内訳(美容師歴6年のスタイリストで2年継続利利用中)

  • カット料金・・・・・6500円
  • 合計・・・・・・・・6500円(税込)
  • —————————————
  • 利用料金75分・・・1800円(税込)
  • ————————————–
  • 収支・・・・・・・・4700円

技術メニューの数で「一つ一つ」売上を確実に増やす

生産性という視点で先ほどの二つを比べると、明らかに①が同じ時間サロンワークした上で価値が高くなります。

サロンワークステーションの特徴は「時間内にいくつも技術提供できる美容師」が利益を得やすい仕組みです。

フリーランスになって料金をどう設定するかは自由なので「1メニューで終わるのではなく、プラストリートメントやカラーリング、パーマなどの技術提案」で確実にサロンへの支払金額から「大きな利益」を得ることができるようになります。

もう一つのポイントは利益率が高くなる「仕入費用無し」という仕組み

美容師がなぜ利益率が良いかはご存知の通り「技術」を自らが提供できるからです。

顧客様から指名予約をもらえる方なら、誰でもその「技術」で美容師としての収入を得ることが可能です。ただ「美容師として個人担当する意思」がない場合はせっかくの技術を提供できません。

面貸し美容室・シェアサロンで「1回の施術でも利益アップ!成功事例から学ぶ使い方とは」とは?

生産性を高めるために「たとえ少額でも」メニューを追加する。この取り組みで、すぐに結果が出るはずです。

仮にカット料金が3000円でも、眉カットやヘッドマッサージ、カラーリング等を追加する事で「技術料金」は伸びて行きます。

歩合制の料金設定では、追加メニューがあると「同じ利率でサロンに支払い」をすることになりますが、この点もサロンワークステーションでは請求されません。(歩合制は全てのメニューに対して請求されるから)

繰り返しになりますが、商売は「確実に利益を得る事=支払いより儲かること」そして「繰り返しできる事」が重要です。なんとなく雰囲気が良さそうだからとサロン選びをすると、自分の売上が支払いシステム的に少なくなることも十分に考えられます。

月に数回のサロン利用でも固定費を確実に抑えて収支改善を推し進める

サロンワークステーションを利用するスタイリストには、美容師以外の職業に従事しつつ休日や仕事の合間を活用してフリーランス美容師活動をする方が多く登録しています。

その方たちの登録理由として「予約の無い期間の固定費を少しでも抑えたい」というアンケート結果が出ています。フリーランスを副業として行う場合、サロンワークに使用する予約時間分で担当できることは、スタイリストの皆さんから評価をいただけました。

予約時間内に「効率良くサロンワークする美容師」がフリーランスには求められる

フリーランス美容師として直接お客様の予約に応えるなら、担当人数に関わらず「一人一人のお客様の技術メニューを少しでも増やして担当する」事で、売上が伸びて行くと思います。 

例えば、2名のお客様を3時間で担当するのと2時間でいくつかのメニューを掛けわせて担当するのでは、もう明らかです。

是非、少ない人数からでも実践できるポイントです。フリーランス美容師を始める事になったら取り組んで見てください。サロンワークステーションのスタイリストは実践していますよ。