こんにちは、サロワークステーションの立花です。
今回は、他社を含めた面貸し美容室の薬剤費について、どのような条件設定や請求方法があるのかを調べてみました。
面貸し美容室の薬剤費の設定は様々
面貸し美容室でカラー剤などの薬剤を使う場合、契約条件にもよりますが、薬剤費が請求されます。
そのほとんどが、次の2種類の請求方法ではないでしょうか。
(スタイリストが各々準備する場合については、またいずれ触れたいと思います。)
1.薬剤代金をサロン利用料金とセットで請求するタイプ
2.薬剤代金をサロン利用料金と別で請求するタイプ
はじめに、希望の薬剤は使えるのか?
サロンワークステーションに当てはめて考えてみましょう(以下サロンワークステーション=SWS)
1.サロン利用料と薬剤代金をセットで請求
SWSでカラーリングを行なった場合、カラーリング予約メニューの基本利用料として3000円(税別)を請求しています。
薬剤代金を利用料に含めているため、追加請求はなし。利用料金はトータル3000円になります。
パーマ・ストレートの場合も同様です。
このように基本利用料の中に薬剤費を含めている場合、余計な費用を抑える事が可能です。
また、自分で薬剤を揃える必要が無い為、準備時間を短縮し、効率良くサロンワークを行うことができます。
メリットがありながら注意点も・・・
このように、基本利用料に薬剤費用が含まれる場合は、良い点が多いように見えます。
しかし、どのような薬剤を使用するかは、お客様のヘアデザインや髪質に直結する部分なので、薬剤に不安がある場合や、こだわりがある場合には、必要な分を自分で準備する事も検討することをおすすめします。
2.薬剤代金をサロン利用料金と別で請求
こちらのケースは「歩合制」のサロンで多く見られます。
「歩合制」は売上の一部を利用料として支払う面貸し美容室です。(時間制・歩合制については、こちらを参考に→まずは「ひとり」経験を繋いで違う場所で担当してみる)
表にした方が分かりやすいので、表に書いてみました。
Aシェアサロン店(仮) 歩合制70パーセント還元の場合
計算表 (カラーリングの場合)
品目
カラーリング売上 10000円
サロン利用料金 -3000円
カラー薬剤費 -1500円
—————————————-
小計 5500円
歩合性の場合は、サロン利用料金とは別に薬剤費の支払いがあります。その為利用料金に薬剤費がプラスされ割高になる場合が出てきます。
一方で、スタイリストが薬剤を自分で準備する契約をとっているお店もあります。その場合は、こだわりの薬剤を自分で仕入れながら、サロンワーク料金のみを支払うことも可能です。
まとめ
今回は、面貸し美容室の薬剤費について記事にしました。
大きく分けると、薬剤費が利用料金に含まれる場合と、含まれない場合の2つのタイプがありました。
薬剤費が料金に含まれる場合は、サロンの利用料だけで、薬剤の準備をすることなく、サロンワークを始めることができます。
同じ薬剤費負担ゼロでも、スタイリストが薬剤を準備する必要があるタイプのお店もあります。それぞれのタイプでメリット・デメリットがあるので、面貸し美容室選びの参考になればと思います。
次回は、フリーランス美容師も対象の「持続化補助金コロナ対応型」について記事にしたいと思います。